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3Dプリンターが騒がれていますが、作ってみたら枯れた技術の融合活用でした。
昔からある3軸ロボットの先端に、基本2で説明した熱で溶かした樹脂を送る機構を
くっつけ、これも昔からCAMで使われているGコードを利用しているだけです。
制御関係をやっている技術者なら、なんだそんなものかと思うはずです。
実際、自分もそうでした。 ただわかってみればなーんだでしたが、そんな使い方があったのかという意味で、目からウロコではありました。
光造形にしても同じで、昔からある光硬化樹脂と、直動軸を組み合わせ、ソフトで
スライスした形状を1枚ずつ照射し固めていくだけです。
なので、機構部としては特に特殊なものではなく、すごいのは3DCADや、それを
輪切りデータにするソフト(スライサー)、Gコードを解析して、ステッピングモーターを動作させる基本ソフト(marlin等)が無料で手に入るって事なのです。
で、本題に入りますが、3軸機構をどうするかで、3Dプリンターの種類が変わってきます。 reprap機ですと、mendelや、prusaなどが有名かと思いますが、制御は同じで
3軸機構が違うだけです。
1.Z軸にX軸が乗り、そこにエクスるトルーダがついて、Y軸のベースが移動する。
2.XY軸にエクストルーダーがついて、Z軸のベースが上下する。
3.デルタ式(ようはパラレルリンク機構)
そこにあとは、スライド部にどんな部品を使うか、全体のデザインをどうするかだけです。
説明になってないと思いますが、技術屋が説明するとこうなりますw
スライド機構はいろいろな種類があり、お金がかかる部分でもあり、うまく作れば、
安くできます。
自分の場合は、アルミフレームと、市販の樹脂ベアリングと、3Dプリンタ部品の組み合わせになりました(中空ステッピングモータ)。
3Dプリンター作りは昔やったブロック遊びに似ています。
作っては、組立て、組み立てるともっと良いアイデアが湧いてきて改良する。
その繰り返しが、ブロック遊びのように簡単にできるようになります。
先に脳内で組立られれば、その手間がいらないのですが、やはり脳内で想像したものと
、実際目にした時の感覚とは違いがありますので、脳内のイメージを簡単に具現化できる3Dプリンターがあると創作意欲が湧いてきますね。
自分の感覚としては、新たな電動工具って感じで扱っています。
電動ドリルや、ジグソーの横に3DプリンターがあってDIYを楽しむってのがあってる
かなぁ~
3Dプリンターの解説をしてみようと始めましたが、三日坊主の性格が災いし
更新が滞っています。
しかも、今回はほぼ解説になってない気がしますw
とりあえず改良した装置の写真を載せますので、機構部に注意して眺めてみて下さい。
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2号機は、ベース部分が周りのアルミフレームに当たってしまい、造形エリアが小さく
なっていましたので、アルミフレームの長さを変更して、XYは200mmm×200mm
高さも200mmまでできるようにしてみました。
アルミフレームも少し割高ですが、黒にした事で少し高級感がでたと思います。
ベースヒーターもつけたので、造形がさらに安定しました(Nema 11ステッピングモーター)。
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